いつまでも生きていたい日記

スキンレスナイト

土曜日。6時35分ごろ起床、曇り。

6時52分出る。駅へ。缶チューハイ。赤羽のニューデイズで「タルタル仕立ての白ごまチキンフィレ」190円かって食べる。

7時16分浮間舟渡駅。7時42分置場へ。内藤さんと社長。パッカーの助手席。

川口の団地。草刈り、蔓取り。このまえ朝日の連載で伊藤理佐がヤブカラシについて書いててやっぱりよかった。ツター誕生。

昼はローソンでかった塩むすびと六厘舎のカップ麺。ぱっとしない味。

団地の向かいの、煙草や中村屋の贈答品を売ってる店、の横の喫煙所に内藤さんと社長いるからそばにいる。金属のスロープに座る。

15時半ごろに終わる。軽トラの助手席で眠りかける。置場へ。月曜の段取り。一本棒をチップに付け替える。桜の灌水のために300の黄色いタンクにホースで水をためる。

水道で顔と体洗って着替える(行水、と言われる)。16時20分ごろ終え発つ。

オリンピックで氷結無糖レモンの7%500ミリ缶かい浮間舟渡駅。

埼京線で17時20分ごろ池袋。ホームで併録の「宮城野」片付け『写楽考/矢代静一』河出書房新社よみ終える。よかった。『北斎漫画』は以前よんだからあと『淫乱齊英泉』で浮世絵もの三部作。

この前お寺で佐々木さんにもらったせんべい三つ食べながら歩き17時50分ごろドリームコーヒーへ。日替わり230円。ジョン・スタインベック『ハツカネズミと人間』齊籐昇訳を111ページまで。未読の新潮文庫はもっているはずだが、講談社文庫で新訳が出ていたのをこの前大地屋でなんとなくかった。藤田省三『全体主義の時代経験』一編目の「「安楽」への全体主義」、がんばってよみ終える。

19時の時計が鳴る前に発つ。駅へ。ウイスキー水割り缶。

埼京線で19時20分ごろ新宿。ケイズシネマでチケットかっておく。1800円。チラシのラックを見る。「竜二」のチラシ。公開40年でテアトル新宿に10月27日から一週間かかると。6枚もらう。　

そばのディスクユニオンへ。最近改装されてさらにのっぺりしてしまった。『conversation piece ロックン・ロールを巡る10の対話/SUGIZO・TAKURO・立川直樹』PARCO出版680円でかう。

ファミリーマートで缶チューハイかい20時過ぎケイズシネマへ。20分からの「スキンレスナイト」(監督・望月六郎、91年)。とても良かった。塀の上で。「劇的に生きる」

22時過ぎ出る。ファミリーマートでウイスキー水割り缶かい駅へ。飲みかけの缶上着のポケットに入れててひっくり返してこぼす。ズボンの右膝濡れる。

23時ごろ浦和。高橋さんに待ちの二人抜かして案内してもらいカウンターの右端。ウーロンハイ、ネギチャーシュー、野菜つけ麺1500円。

24時過ぎ出る。高橋さんに何か言われたがよく聞き取れなかった。セブンイレブンで缶チューハイかい24時20分ごろ帰宅。

面白いことなんて何もない時代になんか面白いことないかと探し続ける好奇心が必要なんだ

って文芸坐で今日見た大森一樹の「夏子と　ロング・グッドバイ」で村上知彦が個人誌・「週刊月光仮面」を並べたスタンドごと突き飛ばされながら言ってた。

寒くなくてもニヤニヤしてしまうらしいのに寒すぎるとさらにニヤニヤしてしまうのか。襟首つかまれた。

沖縄そばおいしい。

みかん

木曜日。６時３分起床、曇り。風呂入る。

６時２５分出る。自販機でドデカミンかって飲む。浦和駅へ。

６時５４分浮間舟渡。走る。パン屋の三光堂、昨日知った２１日閉店のオレンジの張り紙また確かめる。

７時１３分置き場。社長に怒られる。軽バンに乗って出る。

８時１０分ごろ高田馬場駅そばの現場。諏訪通りと線路の立体交差脇の荒れた緑地。ゴミを拾いながら這いまわる葛のツタを取っていく。植えられたサツキも撤去。宮本は振るいで、との指示。由吉、ね。と抜いたサツキの根を角スコの角に打ち付け土を落とす。疲れる。

昼の休憩。戸山公園そばのマルエツでカツサンドと鶏肉ののったパンかう。カツサンドの入ったプラ箱を荷まとめ台の下のゴミ箱に捨て素手でパン持ち出る。食べながら諏訪通りを東へ。

早稲田通りに抜ける細い道歩き曲がって古書現世へ。向井さん。今日発表の芥川賞、候補になってる佐藤厚志『荒地の家族』のおとといかった単行本見せ、主人公が植木屋、ようやく時代が僕に追いついてきましたわ、と講釈。均一から『現代詩手帖 １９７０年８月号』１００円でかう。時間ないので他の古本屋は寄らず早稲田松竹でレイトショーのチケット１３００円かって現場に戻る。畳んだダンプシートにうずまる。

土を全体スコップで掘り葛の根っこの除去。たいへん。クズクズ言われながら作業。最後に整地。フォロースルー（スコップの）、と内藤さんが言っていた。

１４時５０分ごろ発つ。軽バンのテレビ。ミヤネ屋。迷いクジラの死体の投下の中継。消える場面は見逃した。氷川台の古い居酒屋だった建物の解体が進む。

１６時ごろ置き場。明日の植栽の段取り。剪定ばさみ。木ばさみを飛騨野さんと研ぐ。昨年末で独立した山本さんが仕事の打ち合わせで事務所へ。ツーブロックなのに後ろだけ剃られていない髪型を気にしていた。

異常と言われるとわりとつらい。山本さんに北赤羽駅手前まで車で送ってもらう。ありがたい。みかん喰うか、とダッシュボード中央に一つ置かれていたみかんをもらう。セブンイレブンで缶チューハイかう。長い階段のぼる。

１８時２０分ごろ池袋。ドリームコーヒーへ。日替わり２３０円。玉子トースト３２０円。トースト類は今年に入り微妙に値上げした、と。全くかまわない。

１９時過ぎ出る。駅へ。

山手線で１９時１５分また高田馬場。すこし間があるので方向違うがブックオフへ。１１０円で『いつかあなたを見失う/殿谷みな子』集英社文庫、『１５歳の遺書 アリスの愛と死の日記/アリス・D 平井イサク訳』講談社文庫、『死が美しいなんてだれが言った/広津里香』潮文庫（２冊目）かう。広津里香のこの本はしばらく前に復刊されると書誌情報まで出ていたが立ち消えになったのか。

走ってファミリーマートで缶チューハイかい１９時３７分早稲田松竹へ。『ブギ―ナイツ』（９７年）。よかった。

２２時２０分ごろ出る。セブンイレブンで缶チューハイかい駅へ。池袋駅で降りたホームで『荒地の家族』よみ終える。最後の幻視の場面は通俗的（って好きだね）と感じたが、よかった。電話でネット見て芥川賞に決まったこと確かめる。マー私くらいになると粋がった半可通のようにわざわざ候補作全部よむまでもなくアタリ付きますナ。今後はハナミズキの一本も植えたことのないような人間が文学を語るなんざちゃんちゃらおかし、という時代になるのだろう。

２３時過ぎ浦和。ラーメン王へ。レモンサワー、餃子、ニラ玉。

セブンイレブンでアイスかって２３時５５分ごろ帰宅。疲れた。

携帯電話を失くした

目覚めたら新宿の東口の植え込み脇に寝ていた。一面のオタフクナンテンとかは半年ほど前に私が植えました。携帯電話がポケットにない。交番で適当な字を書く。埼京線の椅子に寝てたら横に座った男に頭を小突かれる。降り際に携帯で弱虫ペダルを読んでた気に障る顔を覗き込んでにらみつける。嫌。３０時半ごろ帰宅。

寝て起きて思い出せない振りで服と新聞に埋まっていたパソコン立ち上げる。電話に接続できず。どうしようもない。ここを非公開にしていたのも忘れていた。気分きついのでどうでもいい事書く。退屈の作詞しなきゃいけない。メロディはなんとか思い出せる。あるお金つかいすぎていや。いろいろ振込引き落としもできてない。

谷岡雅樹の新刊『Vシネマ最後の弾痕〜骨は雨に濡れて〜』　「つらい現実を生きる者は、死者と語っているのではないか。そのことによって、つらい現実自体が、死者に向って語るべき意味を帯びてくる。それぐらいでなければ、現実は生きるに値しない」　引用すること引き写すこと、が本当に嫌になってる。立中潤の日記。「松栄館で”蔵王絶唱”（織田あきら、高橋洋子）を見てきた。客はわずか四人！何ごとも映画のようにはいかないのだ、と“この映画は面白ぇなあ…”と思いながら、考えていた。…」「みんな元気で立派な生活者として生きていってください」　矢代静一の短編「ざまァねえよ」とか。

井口昇監督の『わびしゃび』よく覚えてる。田尻裕司『ＯＬの愛汁　ラブジュース』。一昨日イメージフォーラムで『冬の旅』見た。マリリンモンローズの『ギターでおしゃべり』、いなかやろうの『すばらしい日々』　ハグ林の『十九歳のメモ』『FUCK＆FOLK』。一緒にもらった漫画の『宅録物語２』よかった。机の上の割れた柚子が茶色くなった。仕事で木を切って実をたくさん持ち帰ったから。「おはようございます」「うるせぇ雑魚が」というやりとりを毎朝繰り返してるヤマさんが今年限りで会社を辞める。北千住のラーメン。

お前が伝染してくれた病気のおかげで、楽しい事ばかり考えられるようになったよ。ありがとう。