いつまでも生きていたい日記

たえず喋ろうとしている彼の肩

８時起床、曇り。パン食べる。

２０分出る。浦和。防災訓練があり少し早く出勤。昼は菱富へ。Ａランチ、と言ったのだが、Ｂランチですね、と聞き返され、でもその聞き返されたのがほんとにＢと言っていたか確信が持てずうなずくと、厨房にＢランチ、と伝えられる。ハンバーグと、ホタテフライ。おいしい。２４時間テレビ。

勤め１８時半まで。Ｔさんと駅まで歩きホームまで見送られる。上野、秋葉原で乗り換え。

１８時２０分御茶ノ水。久しぶりにディスクユニオンへ。『夜明けの唄/轟渚』、『Ｈｅｙ！Ｓａ！/ｙｏｊｉｋとｗａｎｄａ』２枚１１２０円でかう。

坂を下り神保町に出、１９時、伯剌西爾へ。ポエトリーカフェ 原民喜篇。持っている講談社文芸文庫の『原民喜戦後全小説・上』は５年ぐらい前に外市でぴっぽさんから買ったものだった。３か月ぶり。レモンケーキ、おいしい。詩「楓」を朗読。


忘れ河のほとりを微笑みながら歩いてゐる男がある。もうみんな生きてゐた時の記憶は忘れてしまったらしい。それなのにその男は相変わらずいい機嫌で歩いてゐる。まるでいたづらな小娘のように微笑みながら、何かめつけようとしてゐる彼の眼や、たえず喋らうとしてゐる彼の肩がある。涼しい太陽が靄の中を流れ、彼もたつた今目が覚めたばかりなのだ。もう一度睡くなつたら睡るばかりだ。(「散歩」)


２１時半散会。ぴっぽさんに台湾土産のパイナップルのお菓子、竹内さんに紅葉まんじゅう頂く。５人でサイゼリアへ。

２３時過ぎに出、お別れする。髪型、かわった、と自分の髪をさわって伝える。モモンガさんと御茶ノ水駅まで歩く。乗り、発車を待っていると前働いていた松屋の店長がホームを先へ歩いていった。

２４時半帰宅。

音頭

土曜日。８時２０分起床、曇り。パンとオムレツ食べる。マラソン。

９時５分出る。浦和、勤め。昼は鮒忠へ。みぞれから揚げ定食７００円。おいしい。武蔵野書店の均一で『３・１１から考える「この国のかたち」/赤坂憲雄』新潮選書、『網野善彦を継ぐ。/中沢新一・赤坂憲雄』講談社１００円でかう。

勤め１８時まで。終え、なんだかなー、という気持ち。大宮へ。ブックオフ見ていづみや。煮込み、ハムカツ、レモンサワー三杯。バレーボール。

２０時過ぎ出る。北上尾駅につき出ると盆踊りが聞こえる。アッピー音頭。公園の方へ歩き通り抜ける。冷やしきゅうり１００円。４５分帰宅。

死ぬのを怖れて、生きることができない

金曜日。１０時２０分起床、曇り。ご飯に昨日の残りのズッキーニの炒め物のせて食べる。おいしい。

雨が少し降る。母からメールがあり、上尾駅で待ち合わせることになる。

１７時５５分、自転車で出る。丸広のそばに止めて改札前へ。前から行ってみたかった中山道そばの韓国料理屋へ行く。チヂミ、餃子(どんなのかと思ったが普通の餃子だった)、ホルモンピリ辛炒め、キムチ、ビビンパ、とてもおいしい。

１９時１０分ごろ出る。母が自転車で帰ることになり、サドルを下げる。丸広前で別れ、駅の上の芳林堂見て西口うろうろする。ヨーカドー向かいの喫茶、桂に初めて入る。一人だけ。ブレンド６５０円。７００円しか持ってなかったのでちょっと焦った。入り口そばの席に座り本読んでるとマスターが明るい奥の席に移るよう促してくださる。

２０時５０分出る。昼にまた来たい。駅へ。

２１時２０分帰宅。テレビで『おもひでぽろぽろ』を見て、切通理作の「死ぬのを怖れて、生きることができない」を読み返す。

「思い出す価値があるのは、心を澄まして目に見えるもの、手に触るものに反応していた冬の終わりであり、実際には春なんか来ないのだ。」(「死ぬのを怖れて、生きることができない」)


『春の城/阿川弘之』新潮文庫よみ終えた。

板橋、高円寺

木曜日。１１時１０分起床、曇り。シュークリームと麦茶。

１２時４５分出る。１３時４０分板橋。板橋書店見る。久しぶりに新しく本が入っている。『Get back,SUB! あるリトル・マガジンの魂/北沢夏音』本の雑誌社６００円でかう。基本的に棚はずっと変わらず、４か月に一度ぐらいだけ本が入って棚の前に積まれるのだが、いつも値付けが安い。

前の道歩いて１４時過ぎキムラヤへ。相席。背のテレビで高校野球決勝。日替わりサービス定食の天ぷら盛り合わせ５５０円。かき揚げとえび、ししとう、なす、まいたけ。ベーコンエッグも付く。おいしい。すごく満ち足りた気持ちになる。

１４時２０分出る。下板橋の踏切渡り池袋の方へ歩く。二木亭あとの「定食屋まんぞく」、今日開店だったようで店の前にランが置かれている。今日分は売り切れの貼り紙がされていた。

劇場通り歩き１４時５０分ドリームコーヒーへ。日替わり２２０円。ラジオの高校野球中継がかかる。ざわめきでよく聞こえずあまり状況がわからないが、決着のついたらしいところで消されいつものジャズになる。

１５時２０分出る。西池通りずっと行き山手通りに出て中井あたりで曲がる。違う道を通ろうと思っても大体いつも同じ道になる。早稲田通りに出、１７時ごろ中野のブックオフへ。『１０年代文化論/さやわか』星海社新書１０８円でかう。

早稲田通りずっと行き古本案内処。来るのは２度目。５、６か所、面出しにされた本に手書きのポップがつけられている。前来た時の印象からするとちょっと意外だった。『暗闇の思想をー火電阻止運動の論理/松下竜一』現代教養文庫２００円でかう。探していたのでうれしい。教養文庫の松下竜一はこれで全部そろう。

ディスクユニオン見て前のひらけた通りずっと行き１７時５０分ごろ高円寺。あずま通り抜ける。１５時の犬は開いていない。都丸書店の外見る。アニマル洋子も開いていない。

１８時半、駅南の高円寺ＨＩＧＥへ。遊佐春菜、ジャック達、橋本孝志 with Dots Dash。前のアルバムからジャック達からは少し心が離れており、壊れかけの遊佐さんはジャック達のライブで２度くらいすぐ隣りに座っていたことがあるが、こっちの方が先に一色さん好きだった‼的な思いが無きにしもあらずで、橋本さんは復帰後のツイッター見る限りではあんまり言葉に鋭さが感じられず、なんかなー、とも思っていて、直前まで行くかどうか迷っていたのだけれど。イス無くスタンディングのみ。遊佐さん魚座「おとぎの国」のカバー。ジャック達Don't worryを探せ‼、エルドラド、物憂げ、禁断のチョコレートエンジェル、謎の帽子屋、歪、Snow Storm Warszawa。橋本さん、最後３曲１４年ぶりに夏秋さんドラムでチューインガムウィークエンドのHONEY CHAIN、ICE、NOSTALGIA。やっぱりよかった。よかったのだけど、この時にこの場所で音が鳴ることに特別な意味があるものに今はもっと惹かれる。

２２時１０分出る。北口に出て吉野家で大盛りと玉子。おいしい。駅へ。

２３時５０分帰宅。

伊奈

水曜日。１０時４０分起床、晴れ。オクラを茹でて白いボンカレーに入れて食べる。

１４時５０分、池袋あたりに行こうかと思ったが面倒になり自転車で出る。上尾のブックオフへ。文庫のとこ見てるとＨさんがいて身を隠す。祖父母が喫茶店をやっていたころの常連の人で、母の中学の同級生だったそうだから今５０代のはずだけれど、昔から全然見た目が変わらない。昼間にブックオフに行くとたまに居合わせる。よく店に１０５円で買ったジュセリーノの予言書とか持ってきて祖母と喋っていた。祖父が亡くなり店を閉めた後もたまに家に来ていて、なんか福田章二の「蝶をちぎった男の話」を思い起さないでもない雰囲気を感じさせ、ちょっと顔を合わせづらい。クラシックに詳しいそうだが、いつもサン・サーンスのことをサンサンスーと言う、と祖母が話していた。『アホウドリの仕事大全/阿奈井文彦』徳間文庫１０８円でかう。

何となく伊奈の方へずっと行く。田んぼと畑と家。

適当に引きかえすとだいぶ南の方へ来ていて上尾の駅前に出る。１７時ごろ歩道脇に自転車を停めて久しぶりに喫茶のボナールへ。バナナケーキと紅茶７５０円。

１８時２０分出る。４０分帰宅。ししとうの入ったすき焼き、おいしい。