2015年 05月 06日
新浅草物語 |
水曜日。10時10分起床、晴れ。たまごかけご飯食べる。
12時20分出る。湘南新宿ラインに乗っているつもりだったのだが、上野東京ラインだったことに赤羽出たとこで気づく。引き返すのも何なので、上野で京浜東北線に乗り換え秋葉原で降りる。
ブックオフ見るも何も買わず。御茶ノ水まで歩く。14時ごろ、ディスクユニオン見る。田辺守の『高い塔の天辺で』1800円で買おうかどうか迷ったが見送る。
御茶ノ水駅から中央線に乗り14時40分ごろ荻窪へ。北口に出て五右衛門ラーメン行こうと思うもやっておらず。暖簾はかかっているのだが、入っているビルの微妙な位置にテナント募集の貼り紙がしてあり、最近何度か来てもやっていなかったので、もしかしたら閉店なのだろうか。ネットで調べてもよくわからない。結局隣の松屋へ。
ブックオフ見て(ここの店のBGMはなんだか落ち着かない)駅抜け南口。ささま書店へ。Fさんいらしてごあいさつする。うれしい。均一から『月の川を渡る/中村邦生』作品社、『だっくす 78年 6、7月号』清彗社と、中の棚から『依存したがる人々/本橋信宏』ちくま文庫210円でかう。出際に均一の補充されていたFさんと少しお話。
歩いて阿佐ヶ谷へ。ブックオフで『1995年/速水健朗』ちくま新書86円でかう。
パールセンターを抜け、駅の北に出る。千章堂で『本当に生きるための哲学/左近司祥子』岩波現代文庫250円、『病いの哲学/小泉義之』ちくま新書150円でかう。どちらも特別珍しい本ではないと思うが、けっこう探していたので安く見つかりうれしい。
コンコ堂へ。均一にあった岡田睦の『ワニの涙』買おうか迷ったが買わず。買っておけばよかった。
駅のほうに引き返し、18時15分ごろ喫茶のgionへ久しぶりに入る。ホットコーヒーとチーズケーキ。ささま書店で買った『月の川を渡る』(04年)、著者の中村邦生については岩波ジュニア新書から2冊、小説入門のような本を出しているということぐらいしか知らなかったが、自身も小説を書いていたのか。芥川賞候補になった表題作は、池袋西口公園そばの路上で占いをしている男が主人公。
「親指がスパイス・ビルを支え、人差し指は芸術劇場のアトリウムに差し込まれている。竹の植込はこの親指と人差し指の間の生命線の河口あたりにある。中指は正面の保険会社と銀行の間の路地に触れ、薬指は火の見櫓を模したデザインの消防署のビルを撫で、小指はデパートのスポーツ館に寄り添っている。そして中指の下に盛り上がる丘から広い平原にかけて円柱のオブジェが立ち、噴水は金星丘の麓にあった。月の丘を囲んでバス停が並んでいたが、その細い専用道路は弧を描いて知能線に合流していた。」(p152)
19時15分出る。暗い。線路そば歩いて高円寺へ。藍書店の外の棚から『アナーキー・イン・ザ・JP/中森明夫』新潮文庫100円でかう。そばの居酒屋はどこも賑わっている。アーケード抜けアニマル洋子までいくも開いておらず引き返す。
あずま通りに出て15時の犬へ。中の本の配列が結構変わっていた。均一から『情報狂時代/山崎浩一』小学館100円でかう。
早稲田通りまで出て中野まで歩く。20時45分ディスクユニオン寄るも何も買わず。21時、駅へ。
22時10分帰宅。
『新浅草物語/窪川鶴次郎』造形社よみ終えた。「東京民報」に連載されたものが1949年に最初刊行され、没後3年たった1977年に復刊された本。巻末の「この本のこと」という文章で小田切秀雄が元本の惹句や装丁が内容にそぐわないと書いており(「なんでこんなに、いろいろな点で卑俗な装いに傾くことによって読者に結びつこうとするのか、というのがわたしの不満だった」p384)、「わたしはこの小説の外形、とくにその単行本のまとっている絵やオビからこの作品を洗い清めたい、と思ってきた。」(p389)とまで言っているのだが、この装丁も、ちょっと、どうなのだろう。
帯をつけるとこうなる。
12時20分出る。湘南新宿ラインに乗っているつもりだったのだが、上野東京ラインだったことに赤羽出たとこで気づく。引き返すのも何なので、上野で京浜東北線に乗り換え秋葉原で降りる。
ブックオフ見るも何も買わず。御茶ノ水まで歩く。14時ごろ、ディスクユニオン見る。田辺守の『高い塔の天辺で』1800円で買おうかどうか迷ったが見送る。
御茶ノ水駅から中央線に乗り14時40分ごろ荻窪へ。北口に出て五右衛門ラーメン行こうと思うもやっておらず。暖簾はかかっているのだが、入っているビルの微妙な位置にテナント募集の貼り紙がしてあり、最近何度か来てもやっていなかったので、もしかしたら閉店なのだろうか。ネットで調べてもよくわからない。結局隣の松屋へ。
ブックオフ見て(ここの店のBGMはなんだか落ち着かない)駅抜け南口。ささま書店へ。Fさんいらしてごあいさつする。うれしい。均一から『月の川を渡る/中村邦生』作品社、『だっくす 78年 6、7月号』清彗社と、中の棚から『依存したがる人々/本橋信宏』ちくま文庫210円でかう。出際に均一の補充されていたFさんと少しお話。
歩いて阿佐ヶ谷へ。ブックオフで『1995年/速水健朗』ちくま新書86円でかう。
パールセンターを抜け、駅の北に出る。千章堂で『本当に生きるための哲学/左近司祥子』岩波現代文庫250円、『病いの哲学/小泉義之』ちくま新書150円でかう。どちらも特別珍しい本ではないと思うが、けっこう探していたので安く見つかりうれしい。
コンコ堂へ。均一にあった岡田睦の『ワニの涙』買おうか迷ったが買わず。買っておけばよかった。
駅のほうに引き返し、18時15分ごろ喫茶のgionへ久しぶりに入る。ホットコーヒーとチーズケーキ。ささま書店で買った『月の川を渡る』(04年)、著者の中村邦生については岩波ジュニア新書から2冊、小説入門のような本を出しているということぐらいしか知らなかったが、自身も小説を書いていたのか。芥川賞候補になった表題作は、池袋西口公園そばの路上で占いをしている男が主人公。
「親指がスパイス・ビルを支え、人差し指は芸術劇場のアトリウムに差し込まれている。竹の植込はこの親指と人差し指の間の生命線の河口あたりにある。中指は正面の保険会社と銀行の間の路地に触れ、薬指は火の見櫓を模したデザインの消防署のビルを撫で、小指はデパートのスポーツ館に寄り添っている。そして中指の下に盛り上がる丘から広い平原にかけて円柱のオブジェが立ち、噴水は金星丘の麓にあった。月の丘を囲んでバス停が並んでいたが、その細い専用道路は弧を描いて知能線に合流していた。」(p152)
19時15分出る。暗い。線路そば歩いて高円寺へ。藍書店の外の棚から『アナーキー・イン・ザ・JP/中森明夫』新潮文庫100円でかう。そばの居酒屋はどこも賑わっている。アーケード抜けアニマル洋子までいくも開いておらず引き返す。
あずま通りに出て15時の犬へ。中の本の配列が結構変わっていた。均一から『情報狂時代/山崎浩一』小学館100円でかう。
早稲田通りまで出て中野まで歩く。20時45分ディスクユニオン寄るも何も買わず。21時、駅へ。
22時10分帰宅。
『新浅草物語/窪川鶴次郎』造形社よみ終えた。「東京民報」に連載されたものが1949年に最初刊行され、没後3年たった1977年に復刊された本。巻末の「この本のこと」という文章で小田切秀雄が元本の惹句や装丁が内容にそぐわないと書いており(「なんでこんなに、いろいろな点で卑俗な装いに傾くことによって読者に結びつこうとするのか、というのがわたしの不満だった」p384)、「わたしはこの小説の外形、とくにその単行本のまとっている絵やオビからこの作品を洗い清めたい、と思ってきた。」(p389)とまで言っているのだが、この装丁も、ちょっと、どうなのだろう。
帯をつけるとこうなる。
by w-nemunemu
| 2015-05-06 00:43
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