2016年 11月 16日
おヤツみたいな人 |
水曜日。10時20分起床、晴れ。トマトのカップ麺食べる。
部屋でうだうだ。
16時20分、自転車で出る。上尾と桶川のブックオフ見るも何もかわず。マインへ。丸善見て17時20分ドトール。カフェモカⅬ430円。
18時40分ごろ出、エスカレーターとマクドナルドの間の通路のソファに座って本よむ。エスカレーターを上がった2階にあった「めばえ教室」に通っていた幼稚園生の頃、このソファのあたりは入れ替わりで対面販売が行われており、寒くなってくるとジャノメの「湯名人」があのCMソングと共に色付きの湯を沸かしていたのをよく覚えている。
20時ごろ発つ。武藤さんからのメールに気付く。また少し丸善みて20時半帰宅。おでんと、鉄火巻、広島焼きみたいなの、焼きおにぎり、おいしい。
『鏡の中の青春ー私の昭和三十年前後ー/矢代静一』新潮社よみ終えた。矢代静一については、河出文庫版をよく見かける『含羞の人ー私の太宰治』の著者ということぐらいしか知らなかったが、こんなに面白い人だったとは。本書よりも若い頃の回想記である『含羞の人』(そういう本だったのか)と『旗手たちの青春』もよみたい。すごく面白かった。
「昭和三十一年一月十三日の古日記にこんなのがある。
「夜、一古堂書店の新世代叢書の打合せ会。遠藤周作、村松剛、佐古純一郎とともに。帰り、安バアに立寄る。遠藤曰く『日記は明日の分までつけたくなる』」
一古堂からは、遠藤はその一年前に評論集「堀辰雄」を刊行している。打合せの内容はとんと忘れてしまったが、「日記は明日の分まで」は、バアでの歓談の中の放言の一つであろう。遠藤が矢代は「おヤツみたいな人」だという言葉を日記に残したように、私もこの言は、遠藤の人となりを伝えていると思ったのか。」(P78)
by w-nemunemu
| 2016-11-16 01:16
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